2018年03月

2018年03月30日

前回の続きです。

手術翌日の夜、私はどうしようもない腹痛に襲われました。
昼間からなんとなく胃の違和感を感じていたのですが、断食のあとの食事だからかなぁなんて思ってました。
それが夜寝ようと横になると、胃が圧迫されて、痛くて痛くて眠れないのです。
胃が張っていて、それが心臓まで押し上げてくるようなイメージ。

看護師さんを呼んで胃痛に効くお薬をもらい、30分後くらいに少し楽になり眠ることができました。

翌朝看護師さんに相談すると


「腹腔鏡手術の時って、実はお腹を炭酸ガスでパンパンに膨らませるの。その時のガスが少し残っているのかもしれない」


と。へぇーお腹をパンパンに。そのガスが残っている。
確かに胃が張っている。ご飯は普通に食べられる。


「少しずつ抜けていくから、痛み止めを飲んでできるだけ体を動かしてみてくださいね。肩からぬけることがあって、その時に少し肩が痛むかもしれないから、その時は肩を回したりしてみて。」


炭酸ガスが?肩から抜ける?肩から・・・。


人体の不思議です。


それからしばらくは胃の痛みに悩まされましたが、退院時(術後4日)にはほとんど気にならないくらいになりました。よかったー。


この日は先生の内診がありました。
まだ下からの出血が少しあるのですが、とくに子宮内に血がたまっていることもなく、順調だとのこと。そして翌日剥がす予定だった傷のテープを今日剥がしてしまうと!!


「え?え?もうですか?傷口開きませんか?」

と聞いたのですが、どうやら傷は抜糸のいらない縫い方でしっかりととめてあるので心配いらないとのこと。傷の状態がいい場合は早めにテープはとってしまったほうがいいとのことでした。


でもその後

「私明日いないんですが、明後日の退院の日はいるのでもし何かあったらまた聞いてくださいねー。」


と言われたので、おそらく明日いないから今日テープを剥がしちゃったんでしょうね。
まぁいいんですが。
さりげなく明後日退院とも言われ一安心。

この日は洗髪だけお許しが出たので、洗面所の洗髪コーナーで髪を洗いました。

はぁー気持ちがいい。
髪がゴワゴワで2回も洗いましたよ。


翌日はシャワーも浴びれるということだったので、前日からいい時間を予約しておきました。



そして術後3日目。
朝一番で尿検査です。
その後採血もありました。

本来ならここで診察と傷口のテープ剥がしがあったようです。

もうテープを剥がしていたので、おそるおそるシャワーを浴びましたが、先生のおっしゃるように傷口はしっかりしまっていたので大丈夫でした。
傷口を恐れて何もしないよりも、しっかり石鹸で洗ったほうがいいとのことだったので、やさしくしっかり洗いましたよ。


この日は本当に暇でした。
看護師さんや先生が皆さんの所を順番に回るので、次は私だろうときちんと熱を測り、髪を整えて布団も整えて待っているんですが、だいたい素通りされました( ̄∇ ̄)

そうそう、点滴ももう朝一くらいに外されていました。
もう全く自由の身です。

同じ日に手術をした奥様は、まだ点滴をしているようで、退院後も抗生剤の内服が必要だと説明を受けていました。
本当に色々ですね。


この日はずっと本を読んだりスマホゲームをしたりして過ごしました。
ご飯もとてもおいしく毎回完食。


どうせ退院したらすぐに家のこと色々やる羽目になるんだろうなーと思い、ゆっくり休みました。

でもお部屋では数人が入れ替わり、私と変わらないくらいの年齢の方が抗がん剤治療でいらっしゃったり、一人で手術の日を迎える方がいたり、色々考えさせられました。


さぁそしていよいよ退院です!

続きは次回。



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2018年03月28日

前回の続きです。

術後の夜は、とても長かったのを覚えています。

看護師さんが2〜3時間おきに様子を見に来てくれて、血圧や熱を測ったり、点滴を替えたりしてくれます。その度に目が覚めるので、あーまだ〇時かぁまだ〇時かぁと夜が明けるのを待っていました。
でも夜通しお世話をしてくれ、本当にありがたいです。


幸い痛みはあまりありませんでした。
看護師さんがよく痛みの具合を


「10段階でいくつくらいですか?」


と聞いてきていたのでいつも


「2くらいです」


と答えていました。
でも、朝方に少し痛みが増してきました。
それでも生理痛でいうこところの、鎮痛剤を飲むか飲まないか悩むラインです。
生理痛ならこの先の痛みの予想がつくので、多分我慢したと思うのですが、今回のような手術の痛みは予想がつかないので、もし痛みがひどくなったら怖いな・・・と思いあまりひどくならないうちにナースコールを押して痛み止めをお願いしました。


まだ飲食禁止の時間帯だったので、坐薬です。
若くてかわいい子が、一生懸命坐薬を入れてくれましたよ。


「あれ?あれ?」


となかなか入らなくて、なんか恥ずかしいやら申し訳ないやら・・・。


でもその坐薬が効いてくると、痛みはほぼ『0』になり、朝方から3時間くらいはぐっすり眠れたと思います。


朝になり、周りが騒がしくなってきました。

みんなの所には朝食が運ばれてきています。
でも不思議とお腹もあまり空いていなく、喉も乾いていませんでした。
地味に断食がきついかなーと思っていたので、あまり辛くなく安心しました。


私と同じ日に手術をした隣の隣のベッドの奥様が、歩行練習を始めました。
よし、次は私だ。

ずーとベッドに横になっていると、正直術後の傷口の痛みより腰や背中の痛みが強くなってきました。あと、足に巻いてあるマッサージ機みたいなやつが暑くて蒸れる。


奥様の歩行練習は順調に行き、次は私のところへ看護師さんがきてくれました。
そして点滴を除いた体の管やらなんやらが外されていきます。



「汗をかいていると思うので、着替えましょうか。お手伝いしますよ。」


と温かいおしぼりをいくつか持ってきてくれました。
まずは顔を拭きます。

気持ちいい・・・・



おしぼりで顔を拭くだけなのに、生き返ったようです。


そしてその後私の手の届かない背中などを、看護師さんが温かいおしぼりで拭いてくれました。


はぁ〜ありがたい・・・(´;ω;`)


本当に涙が出るくらいありがたいです。
とてもすっきりしました。

下着を替えるのも温かく見守ってくれて、準備ができたらいよいよ歩行練習です。

トイレまで往復歩けたら、尿道カテーテルを外してもらえます。

恐る恐る歩き始めましたが、正直傷口は少し響く程度で、あまり痛みはありませんでした。
トイレまで、楽勝です!

それを確認すると、看護師さんがいよいよ尿道カテーテルを外してくれます。


これについてもあちこちのブログで痛いとか気持ち悪いとか見ていたので、緊張していました。
看護師さんに

「せーので息をふーぅと吐いてくださいね」

と言われ、その通りにしたら

すぽっと抜けて、痛みも気持ち悪さもなにもありませんでした。


点滴がついているものの、かなりすっきり!
手術から24時間たってないなんて嘘みたいです!


それからはどんどん歩く練習をするように言われました。
痛かったら痛み止めを飲んででも動いたほうがいいとのこと。動くことが一番の回復への近道と。

なので私は結構ちょくちょくふらふらほっつき歩いていました。
もちろんゆっくりではありますが、産科と同じフロアーだったので、たまに新生児ちゃんが運ばれてくることがあって、そんな時はちょっと早歩きで追いつき、勝手にのぞいて癒されていました。


その後お昼は三分粥と茶碗蒸しの具なしみたいのやお汁が出てきて、夜は全粥でした。
お粥は量が多くて残しましたが、食欲はちゃんとありました。


午後になり、オットがお見舞いにきたのですが、昨日の今日なのに私がすっきりとした顔をしていてしかも歩き回っているのでかなり驚いていました。


術後に先生からオットへお話があったようで、それによると結局取れた腫瘍はなんと10センチもあったとのことでした。
あまりにも大きいので半分に切って取り出したとのこと。


そうそう、傷口なんですが、おへそ一か所と左右と真ん中で合計4つ、テープで止めてありました。
どの傷も1センチあるかないなんですが、左側だけ1.5センチくらいありました。ここから腫瘍をだしたのだろうか。
オットは腫瘍を見せてもらったそうです。
ぱっと見グレープフルーツくらいあったと。どこにそんな大きいものが入っていたんだろう。
しかも取った後、別に下っ腹がへっこんだ様子もないし。ほんと不思議。
オットには写真をとっておいてほしいとお願いしたんですが、なんかそんな空気じゃなかったと撮れなかったらしいです。


はぁ、見たかったな。


そんなこんなで順調順調と思っていたのですが、夜になり我慢ができないくらいの腹痛に襲われるのでした。


長くなったので続きは次回。



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2018年03月26日

前回の続きです。

いよいよ歩いて手術室へ向かいました。
オットは手術室の前までです。私はなるべく明るく


「じゃああとでね♪」


と手を振って別れました。
オットは静かに微笑んでしました。

実はこの2か月前に、母が心臓の手術をし、私は今のオットのように手術室の前でお見送りしました。
だからオットの気持ちはよくわかります。
本人ももちろん怖いけど、待ってる家族もとても怖い。後姿を見送るときのなんとも言えない気持ち。

私はオットにこんな気持ちを味わわせてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


さて、そこはすぐ手術室かと思いきや、左右にいくつか手術室があり、私は椅子に座って待ちました。そして手術をする看護師さんにバトンタッチして、名前と生年月日を伝えます。


そして手術室の扉が開きました。

ザ!手術室!!

ドラマを見ているようで、これから自分があの真ん中にあるベッドに寝かされるなんで実感がありませんでした。
でも私は実はクリニックで医療事務として働いていて、小さい手術室もあるのでそんなに恐怖は感じなかったんですが、オットに話すと


「俺なら膝がガクガクしちゃったかも・・・・」


と恐れていました(*´ェ`*)


ベッドの頭に若い女性の先生がいて


「こんにちは。麻酔科の〇〇です。よろしくお願いします。」


と挨拶をされました。

ふと辺りを見回すと、執刀医の先生がモニターで私の子宮の様子を真剣に見ていて、その方も若い女性の方。
お二人とも30代半ばくらいでしょうか。


こうやって女性が活躍されるのは本当に素晴らしいことだな〜となんだかうれしくなりました。


今思うとこんなことを考えらるなんて余裕があったのか、もしくは緊張を通り越してなんか変なテンションになっていたのかな。


そしてベッドに横になり、もう一度名前と生年月日、手術部位を言わされました。

「左の卵巣です」

としっかり答えました。
なんかテレビで左右を間違えたとかいうニュースを見たことがあったから。


すると術衣を脱がされて、準備が始まりました。
そこで、先日話をした麻酔科の先生とは違う先生だったことを思い出し、その女性の麻酔科の先生に目が覚めた時に管が口のなかにあったらパニックになりそうな旨伝えました。

すると優しく


「手術が終了したらこちらでお声掛けをするので、その通りにしてもらえればすぐに抜きますよ。大丈夫です」


と言ってくださり、少し落ち着きました。

上半身は裸になりタオルをかけられ、パンツはいつぬぐのかなーと考えていたら


「では、麻酔を入れていきますねー」

と言われました。

点滴の管から入れます。

「麻酔が入るとき少ししびれる感じがして痛いかもしれません」

と言われて、腕を一生懸命さすってくれてました。
全然痛くありません。


「はい、眠くなりますよー」

私の顔を、麻酔科の先生が上からのぞき込んでいます。
もし目をつぶってしまって、まだ寝ていないのに眠ったと思われて手術が始まったら怖いと思い、限界まで目を開けていようと思っていました。
でも3秒くらいで、先生の顔と天井が、ぐにゃ〜と歪んでいき、意識を失いました。




*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜



「〇〇さーん!〇〇さーん!終わりましたよー!!」


遠くで私を呼ぶ声がします。
うっすら目をあけると、わかりますかー?と聞かれ、コクっとうなずきました。
その時誰かが何かの合図を出して

『すぽっ!』

と私の口から何かが抜かれました。


そして遠くで誰かが

「〇〇大丈夫です。今少し咳込んでいます。」

と言っています。


ごほごほっ・・ごほごほっ・・・


あーこの咳込みは私なんだ。なんか隣の誰かが咳込んでいるようで不思議な感じです。
管を抜いた時も、咳込んでいるときも何も苦しくありませんでした。


1、2、3の掛け声で何人かが下のシーツごと私を隣のベッドに移していました。
あーこれよくテレビで見るやつだーなんて思っていると、酸素マスクをつけられ、なんか色々身支度をされてました。


「旦那さんには声かけてある?」「はい今きまーす」


など遠くの声が聞こえてきます。

ベッドが動き出し、どうやらお部屋に戻るようです。
エレベーターに乗り、狭い廊下を右に曲がり左に曲がりまた右に曲がり・・・と、やっと到着するころには乗り物酔いのような感覚がありました。


「気持ち悪いとかありませんか?」


と聞かれ、ありませ・・・と答えようとするも、のどからうまく声が出ません。
先ほどまで入っていた管の影響でしょう。

今にも吐きそうとかはなかったのですが、なんだか軽い乗り物酔いのうような感じはあったので、吐き気止めの薬を点滴に入れてもらいました。


いつのまにか尿道カテーテルがついていて、心電図も繋がれていました。あとひざ下は弾圧ストッキングを履いているんですが、その上からマッサージ機のようなものがつけられていて、自動でウィーンウィーンと動いています。
なんか体のあちこちから管が出ている感じ。


特に痛みもなく、なんだか頭がボーッとしている感じ。
近くにオットがいるけど、思うようにしゃべれなくてしばらくうとうと・・・。
そして目が覚めるとまだオットがいました。


どのくらいかかったかオットに聞くと、3時間半くらいだったとのこと。
ずいぶんかかったなぁ。
実際の手術は1時間半くらいと聞いていたので、麻酔の準備や術後の色々で時間がかかっているのでしょう。全身麻酔は大変ですね。


もう時刻は17時過ぎ。
子供たちも家で待っているので、オットには帰ってもらいました。
オットはこの後子供たちのために夕飯を作ったそうです。ご苦労様です。


術後は翌日のお昼まで食事はできないので、あとはただひたすら寝ているだけです。


長くなったので、続きは次回



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2018年03月24日

前回の続きです。

いよいよ入院当日となりました。入院は手術の1日前となります。
手術の3/12は月曜だったため、11(日)の入院です。
日曜日は外来や入院の受付は閉まっているので、救急車が到着する救急外来での受付になりました。
救急車が到着してからは一刻を争うことになるので、同じフロア―に手術室やICUなどがありました。緊張するなぁ。


10時半までには来てくれとのことでしたが、その後とても暇でした。パジャマやタオルはレンタルにしていたので、早速病院のパジャマに着替えて、院内のシャワー室や洗面室などいろいろ案内してもらいました。

余談ですが、パジャマやタオルはレンタルできるのならしたほうがいいかなと思います。
病院によって違うとは思うのですが、私が入院した病院は1日400円弱で使いたい放題でした。
手術の後は痛みなどで寝汗をかいてしまったり、血液で汚れてしまったりすることもあります。そんな時はその都度交換することができました。
タオルも顔や体を拭くおしぼりがシャワー禁止の期間はとても助かりました。
洗濯物が下着しか出ないのもよかったです。

さて、前日に入院し、昼食を食べ、15時ころに下剤を飲みました。
緩やかに効くものらしく、寝る前くらいに便意をもよおすはずだということ。

その後、看護師さんに呼ばれて下腹部の剃毛をしました。
といっても、上の方ほんの少しです。バリカンでやるんですね。
くすぐったくて笑いをこらえるのに必死(笑)


その後シャワーを浴びて、夕飯を食べました。
食事は0時まで。飲み物は翌日朝8時まで可とのこと。翌々日のお昼まで食事は禁止です。
夕飯は17時半ころ。これはお腹空くでしょーと思い、やってきた看護師さんに


「あのー。0時まで食事が可能ということは、夕飯の後何か食べてもいいんですか?」

「いいですよ〜」

そうなの!?Σ(゚д゚;)

慌てて院内のコンビニに行こうとするも、もう閉まってる・・・。
なのでオットに電話し、菓子パンを買ってきてもらうことに。
病院から自宅までは徒歩15分ほどなんですよ。近くてよかった・・・。


めでたく菓子パンをゲットし、夜9時ころいただきました。

翌朝、菓子パンのお許しをいただいた別の看護師さんに、食事の最後は何時ですか?と聞かれました。
いいと言われたものの、本当にいいのか不安になり、でも嘘はいけないなぁと思い


「夜9時くらいに菓子パンを少々(本当は一個丸々食べた)・・・。」


「わかりました〜」

よかった、怒られなかった・・・。

飲み物は朝8時までなので、8時ぴったりにお水をごくごくいただきました。


さて、手術は午後に行うということだけわかっているだけで、何時になるかはぎりぎりまでわからないとのこと。緊急の手術が入ったりするかららしい。
何時かわからないのってすごく嫌。

2つ隣のベッドの奥様(多分40代後半くらい?)は朝一の手術らしく、朝から慌ただしそう。
もう家族の方も来てる。
カーテン越しに聞いた話だと、どうやら私と同じ腹腔鏡の手術みたい。
ここまできたら早く終わらせたい。朝一はうらやましい。


私も浣腸をされ、点滴もされた。
浣腸は今回結構がんばって、5分も待った。それがよかったのか悪かったのか、しばらくお腹が痛くて何度もトイレに通った。

そうこうしているうちに、お昼近くになり、朝一番手術の奥様が戻ってきた。
姿は見えないけれど、ベッドのまま運ばれて、看護師さんもバタバタしてる。


寒いですか?気持ち悪くないですか?


と聞かれているようだけど、患者さん本人の声が聞こえない。
話できないのかなぁ。

その後、何度も嘔吐する声が・・・!!(((( ;゚д゚)))
く、苦しそう・・・。
私もそうなるのかな・・・。怖いよ・・・。

急に実感がわいてきて、恐怖しかありませんでした。


そしてすぐに


「〇〇さーん。あと15分で手術になります。お手洗い行って、ナースステーションの前にきてくださいねー」

と。

時刻は13時くらい。
思ったより早く呼ばれた!!

ドキドキしながら、オットと手術室に向かいました。
歩いていくんですね。
足取りが重かったです。

さぁ、いよいよ手術です!!

続きは次回。



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2018年03月22日

前回の続きです。

手術1週間前になり、前回の術前検査の結果と、手術の詳しいお話がありました。
診察室に入ると術前検査のそれぞれの項目で異常がなかったことと、MRIの画像を先生方で見た結果、まず良性でしょうということと、卵巣嚢腫の中でも皮様嚢腫で間違いないでしょうとのことでした。

※皮様嚢腫・・・別名『成熟嚢胞性奇形腫』とも言う。赤ちゃんのもとになる細胞が勝手に細胞分裂してしまってできた良性腫瘍。皮脂や髪の毛や歯が含まれることが多いとのこと。(主治医によるお話より)


そして最後に先生が


「えーとね。胸部のレントゲンなんだけど、肺に小さな影が見えるんだよね。まぁ良性だとは思うんだけど、手術を控えてるから念のため、これからCT検査を受けてくれるかな。念のためだから、ね。」


と。


えーー?肺に影?これ話が変わってきてない?
何?もしかしてこっちのほうが深刻で手術が変更になってりして?
えーーー?



もう・・・ショックでショックで。
手術の説明には家族も一緒に来るように言われていたので、オットもそばにいました。
一人じゃなくてよかったかも・・・。

2人で重い空気を背負ったまま、CT検査室の前で待ちました。
緊急で入れてもらっているので、予約の方々の合間に呼ばれます。
結構待ったかな・・・。

そして終了後、また診察室に戻りました。

ドキドキドキドキ・・・。


「あ、CTの結果ね、何にもありませんでした。なんか血管の陰でそんな風に見えてただけで、何にもなかったです。だから手術も予定通り。」


はぁーよかったぁ(´;ω;`)

今のだけで寿命が縮まりましたよ。はい。


そして手術の詳しい話を聞きました。腹腔鏡手術になること。卵巣は残してもらえること。
あとは手術の危険性ですね。万が一の話をするので、怖い話ばかり・・・。
でも同意するしかありません。

そして本来なら入院当日に麻酔科の先生から麻酔について話があるらしいんですが、私は日曜入院で日曜は行っていないとのことで、この日に麻酔科の先生の話を聞きに行きました。


またそこで私にとっての試練が!
全身麻酔ということは聞いていたのですが、同じく腹腔鏡手術を受けた知人は「寝ている間に終わってたよ〜」と言っていたのです。
でも、麻酔科の先生のお話だと

「手術が終わったら、麻酔から覚めているか確認のため呼びかけますので、目が覚めて深呼吸をしっかりしているか確認できたら口の中の管を抜きます」

と。

え?目が覚めてから?
口の中の管というのは、全身麻酔は自発呼吸も難しくなるので、管を気管の中に入れ人工呼吸に切り替わります。それはもう奥深くに管は入るのです。
それを目が覚めてからなんて言ったら苦しいよね?
私はただでさえすぐにおえっとなってしまうのに・・・。


それをそのまま先生に訴えました。


「あー、確かに少し苦しいかもしれませんね・・・。でも目が覚めているとわかったらすぐに抜きますので、お声かけ通りにしていただければ大丈夫ですよ」

と。やっぱり苦しいのね・・・。

帰宅後、ネットでその辺りのことを調べまくると、やはり苦しくて苦しくて暴れたとか、死ぬかと思ったなどの証言が多くありました。
うぅ・・・。怖い。


そんな怒涛の一日が終わり(5時間も病院にいたよ)、いよいよ入院となるのです。

それはまた次回



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2018年03月21日

前回の記事の続きです。

早速紹介状とMRIの画像を持って大学病院へ。
予約の電話が全然つながらないので、直接病院へ行って予約を取ってきました。
近くだからできたことですね。


若い女性の先生でした。30歳半ばくらいかな。とてもきれい。
再び内診を行い、持参したMRI検査の画像を見て


「大きいですね。手術をしたほうがいいと思います。」


と速攻で言われました。
9センチ・・・悩む余地がないんですね。
でも私もそのつもりで来ていたので、早速手術の予約をいれてもらいました。
この日は2018年1月。
子供たちの春休みに合わせて手術をしたかったのですが、あいにく埋まっているとのこと。
考えるのはみんな同じですよね。

春休み前なら空いているとのことで、手術日は3/12に決まりました。

はぁ・・・とうとう手術。
2009年に卵巣嚢腫が発覚してから、いつかは手術をすることになるだろうと思っていたけれど、私の中の“いつか”はもっと先のことでした。
閉経後くらいにガンに変わってしまうことが稀にあるという話を聞いていたので、50歳くらいかなぁ。そのくらいになれば子供たちも19.20歳くらいになるので、私が入院しても困ることはほぼないだろうしなぁと、そんな感じでした。
でも今思えば、早くに手術をして正解だったのかも。


何より若いほうが、術後の回復は早い!体力もあるしね。
あと、手術の際は、糖尿病や心疾患などほかに持病があると色々と大変みたい。
年をとるとそれだけリスクも高まるということだと思いました。

私が50歳になると、両親もかなりの高齢。
もしかしたら、両親の介護などが始まって(実際今でも父が若干介護が必要)、私の自由が利かなくなっているかもしれない。


もちろん、時期など選べない病気や手術もあるのでなんとも言えないけれど、手術が必要と言われているけれど決心がつかないという人がいたら、いろんな方面から考えてみるのもいいと思いました。



話がそれたけど、その日は次回の術前検査の予約をして終了。ちなみにその美しい先生に手術をしていただけるのか聞いたら、

「私は振り分けるだけなので、実際の手術は別の先生ですよ」

と言われました。
なんとなく残念。


術前検査は2月の終わりころでした。
MRIは先日ほかの病院でとったので、レントゲンと尿検査、採血検査、呼吸器の検査がありました。
呼吸器の検査は、肺活量の検査と同じ感じかな。
なんかパイプのようなものをくわえて、思いっきり息を吐いたり、思いっきり息を吸ったりするもの。
もう無理ーーー!!ってくらい息を吐いていても、ベテラン看護師さんが


「まだ!まだいけるわよ!吐いて!もっと吐いて!まだまだ!」


と喝を入れられます。
吸うときもまたしかり。

結構辛かったです。何回かやらされたので、私はほかの人より結果がよくないのだろうかと思っていたけど、結果なんの異常もなかったです。

限界を超えさせる検査だったのね。


1週間後、術前検査の結果と手術についての詳しいお話があったのですが、そこでまた一波乱。


続きは次回。



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2018年03月19日

1年以上ぶりになってしまいました(*´Д`*)
忙しくも元気で毎日過ごしています。

タイトルにある通り、2009年から患っていた卵巣嚢腫(のうしゅ)の手術をすることになりました。
実はこの記事を書いている今は、もうすでに終わって無事退院しています。
記録として、ブログに残しておこうと思っています。

2009年、婦人科の子宮頸がん検診で卵巣嚢腫を指摘されました。
当時の大きさは4.5センチ。
経過観察となり、そこから半年に一度真面目に検診に通いました。
何年も大きさは変わらずにいたのですが、ここ3年くらいでじわりじわりと大きくなっていきました。(うーん、転職した時期と重なるなぁ。やはりストレスか( ̄‥ ̄))

で、2017年12月の検診で5.8センチと言われました。
先生はではまた半年後〜とおっしゃったのですが、ここ数年大きくなっていることと、6〜7センチくらいになったら手術を考えたほうがいいとずいぶん前に言われていたので、精密検査を自らお願いしました。
検診を受けているクリニックでは精密検査は受けられないので、紹介状を持ってMRIが受けられるクリニックへ。
そしてその結果を持って、年が明けた2018年1月に婦人科のクリニックへ戻りました。
そこで衝撃の事実が!!


な、なんと5.8センチと言われていた卵巣嚢腫が9センチもあったのです!!!


いやいやいやいや・・・。
半年に一度真面目に検診を受けているのに、なぜ9センチになるまで気づいてもらえなかったの!?
っていうか、いつからこんな成長しちゃったの!?

先生に言いたいことは沢山ありましたが、今さら言っても仕方ない・・・。
MRI検査を申し出た自分、グッジョブ。

先生もびっくりして


「これは大きいわね・・・。手術したほうがいいわね。大きい病院紹介するわね。」


とあっという間に紹介状を渡され、近くの大学病院に行くことになったのでした。


続きはまた次回



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プロフィール
じゅん
神奈川県横浜市在住
2004年生まれの息子
2006年生まれの娘
オットの4人家族。
パート勤めをしながらなんとか育児しています。
みなさんに楽しんでもらえる役に立つ記事を提供していきたいです。
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