2018年04月05日
父がデイサービスを利用するまで
実家に咲いていた椿です。素敵!!
父はもう70台代半ばです。
背骨の中の空洞が狭くなり、神経が圧迫され足腰が痛くなる『腰部脊柱管狭窄症』と言われ、かなり経つと思います。
70歳まで仕事をしていましたが、足腰が痛くなり引退しました。
それから、徐々に痛みがひどくなり、ここ数年は腰も丸まりすっかりおじいちゃんです。
そして一昨年のある日、立ち上がった時に腰をさらに痛め外出がままならなくなり、そこから一気に状態は悪化しました。
昨年は父の日に私がシルバーカーをプレゼントし、それを押しながらなんとか病院にも通っていました。
しかし年末になり、いよいよカートを使っても歩くことができなくなり、家の中でさえ家具などにつかまりながらつたい歩きをするまでになってしまいました。
トイレ以外はほとんど居間の定位置に座り動かない日々。
新聞を読むのも面倒になり、1日をウトウトして過ごします。
すると父の様子が少しおかしくなったのです。
トイレに行ってくると言っては、洗面所に行ってみたり。
私がプレゼントしたシルバーカーもあんなに喜んでいたのに、
「これ、どうしたんだっけ?なんでこんなのが家にあるんだっけ?」
と・・・。
認知症が始まってる!!!!
私はかなり焦りました。
でも一緒に暮らしている母に話しても、
「でもたまにトイレと洗面所間違えるくらいで、普段はちゃんと行っているのよ。」
と。
いやいやいやいや。
30年以上この家に暮らしてきて、トイレと洗面所を間違えるなんて見たことがなかった!
シルバーカーだって、昨年買ったばかりなのに・・・。
このまま家でぼーっと過ごしていたらあっという間に認知症も進んでしまうと思い、母にデイサービスの利用を提案しました。
最初は乗り気でなかった母も、1日中父と二人でいて、ほぼ歩けない父の代わりにすべての家のことをこなすのに、だいぶストレスもたまっているようで、前向きに検討するようになりました。
うちの両親は自分の親の介護の経験は全くないので、デイサービスをお願いするといってもまず何をすればいいか全くわかりません。
私がネットで調べると・・・まずは要介護認定をとらなければいけないということがわかりました。
早速役所へ母と申請に行ってきました。
福祉課に申請します。今の父の状態を詳しく聞かれ、誰が一緒に住んでいて、どのように介護しているのかを聞かれました。
そして申請を済ませ、今度は地域包括支援センターへ行くように言われました。
そこへ行って手続きをすれば、介護認定がおりる前に”だいたいこのくらいだろう”というみなし認定で、デイサービスを利用することができるというのです。
父の状況に焦りを感じていた私は、仕事を休み、母と地域包括センターに手続きをしに行きました。
すると、そこの担当者は
「認定調査員が来てからじゃないと介護サービスは受けられません。おそらく一週間くらいで調査員がうかがいますので、それからすぐにいらしていただければサービスを受けられます。」
と。
はぁーなんだよなんだよ。言ってることが違うじゃないよ。
若干イライラしましたが、仕方ありません。
1週間後に認定調査員が来るというのでそれを待ちました。
実際に実家に来て、父の様子を見たり話を聞いたりした資料を持ち帰り、何級程度がふさわしいか検討されるのです。
その間に、主治医にも事情を話し意見書を作成してもらい、役所に直接送ってもらいました。
よく調査員が来てくれた時に限ってとても張り切ってしまい、普段できないことができてしまったり、頭も妙にさえてしまったり・・・なんてこと聞きますよね。
母は何度も
「頑張りすぎなくていいのよ。いつも通りにしてよ。」
と念を押していました。
認定調査員の方は、とても朗らかな女性の方で、こちらの話を一生懸命聞いてくれました。
なので普段ストレスがたまっていた母は愚痴を言いまくり、関係ない話までし始めてしまって、軌道修正する私はぐったりでした。
アンケートのようなものがあり、それに沿って質問をしていくというのが基本でした。そのほか困っていることはないか、伝えておいてほしいことはないか聞いてくれました。
でも、今介護認定の申請をしている方が多いので、実際に認定がおりるのは1か月から1か月半後になるとのこと。
なのですぐに地域包括支援センターに連絡すれば、認定がおりる前にデイサービスを使えますよと言われました。
やっとデイサービスに通えるのかぁと思い、母が早速地域包括支援センターに連絡すると、
「認定がおりるまでサービスは使えません」
と。
はあぁぁぁ〜!?
使える使える詐欺かぁ!?
母から話を聞いたときちょっとブチ切れてしまいましたよ。
あら。思いのほか話が長くなってしまったので、続きは次回。
いつも一回で終わらなくてごめんなさい。
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